年頭所感 2024年
2024.01.04
News&Topics
2024年1月4日
スパイダープラス株式会社
代表取締役 CEO
伊藤 謙自
謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、このたびの令和6年能登半島地震により被災された方々、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
皆さまの今後の生活の安全および、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。
また、当社では復興現場の最前線で活躍する方々を後方支援する事で、被災地の皆様の生活インフラが一日でも早く戻る事を支援するために準備を進めてまいります。
2023年は営業拠点の拡張や、国内はもとより、海外での大規模現場での導入事例の増加など、スパイダープラスにとって新たなフィールドを得ることに多く恵まれました。
皆様もご存知のように、本年4月からは、働き方改革関連法が5年の猶予期間を経て、建設業にも適用されます。
デジタル活用による業務効率化や生産性向上を掲げる当社にとって、天王山の1年になると考えております。
長時間労働の常態化、そして長らく続く人手不足の問題の一方、厚生労働省の「雇用動向調査」によると、建設業は20代の転職者が2018年から継続的に増加しており、2018年には23.6%だったのが2022年には他業種から新たに入職する割合が38.3%にまで達しているとのことです。
SPIDERPLUSを活用している現場では、デジタル機器操作に慣れた若手人材の即戦力化はもはや珍しいことではなくなっていますが、建設業界に起きている新たな人材動向を追い風としながら、一つでも多くの現場が、法適用に対して準備が整い、そこで働く一人ひとりがイキイキと喜びをもって毎日仕事に取り組むことができるよう、サービスの開発を続けてまいります。
国内に加えて、本年はベトナムの首都、ハノイに4月から子会社を開設いたします。
この1、2年たびたびベトナムを訪れていますが、大都市やその郊外を含む地域の建設需要の高さには目をみはるものがあり、1年前に撮った写真とは街並みが変わっていることも珍しくないほどです。
ベトナムは平均年齢も30歳ほどと若く、人々は勤勉で意欲的です。
日本国内で10年以上にわたって培った建設DXの知見を、エネルギーに溢れたベトナムの人たちと共有するのがとても楽しみでなりません。日本国内の建設業がターニングポイントを迎えるのと、偶然にも同じタイミングでチャレンジが始まります。
日本国内のお客様が気づかせてくださった価値と、海を超えた東南アジアでこれから生まれるであろう新たな価値が行きかい、SPIDERPLUSを介してそれらが地球規模に張り巡らされてさらに大きくなっていくよう、社員一同業務に励んでまいります。
本年も、一層のご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。