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2023年1月4日
スパイダープラス株式会社
代表取締役 CEO
伊藤 謙自

あけましておめでとうございます。

昨年はスパイダープラスにとって、建設業への働き方改革関連法の適用（以下、法適用）を見据えた大きな種まきの一年でした。例えば他社と協同した機能やサービスの開発、建設業以外での導入の広がり、社員数が200名近くにまで増えたことも、先を見据えた大きな種まきの1つと言えます。

顧客企業の皆様はもとより、機関投資家の皆様や、個人投資家の皆様からもたくさんのご関心、時には叱咤や励ましも多々頂き、そうしたご厚情の数々に支えられた一年でした。

さて、2024年4月の法適用まであと1年と3ヶ月、15ヶ月を切りました。
この15ヶ月間は、我々スパイダープラスにとって、創業以来指折りの正念場です。

法適用を目の前に、建設業各社では生産性の向上や、省人化という課題に対し、デジタル導入による取り組みが加速しつつあります。

日本国内だけを眺めてみても、2035年に建設投資額が約70兆円に拡大するという予測（※(社)建設経済研究所による新型コロナウィルスから早期に経済回復した場合の試算値にもとづく）があり、従事者不足などの業界全体の課題が横たわっているのもまた実状です。

一方、SPIDERPLUSが導入されている建設現場に目を転じると、入職の時点から紙の図面を手にしたことはもはやなく、SPIDERPLUSでしか仕事をしたことのない若手人材が活躍を見せており、建設現場の変化を目の当たりにすることも日を追うごとに増えてきております。

私自身の現場経験から開発に至ったSPIDERPLUSが、少しずつ業界のあり方を変えようとしている、また、そのためのお手伝いをさせてもらっている。そのように、お客様が気づかせてくださるのです。

この先に迎える2024年4月の法適用と建設業の抱える課題の解決に向けて、我々スパイダープラスがどこまでお役に立つことができるのか。事業の真価が問われる時だからこそ、コーポレートアイデンティティである「&Co.」のもと、現場の声に耳を傾け続け、お客様とともにプロダクトの進化を追求し、当社のミッションである「“働く”にもっと「楽しい」を創造する。」を実現してまいります。

本年も一層のお付き合いを、どうぞよろしくお願い申しあげます。