豊島区小中学校におけるタブレットPC活用促進支援について
2021.01.12
News Release
豊島区小中学校におけるタブレットPC活用促進支援について
〜建設業のDXノウハウを活かして校務面をサポート〜
スパイダープラス株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:伊藤謙自、以下スパイダープラス)は、2020年12月16日に東京都豊島区と豊島区小中学校におけるタブレットPC活用促進支援に関する協定を締結したことをお知らせいたします。なお本件は、ボランティア活動として行うものです。
左側:豊島区教育委員会教育長 金子智雄氏、右側:スパイダープラス株式会社代表取締役 伊藤謙自
背景
スパイダープラスは、自社の業務効率化を目的に、2011年にiPadを活用したアプリ『SPIDERPLUS』を開発し、建設業にIT化の波が普及するのとともに事業を続け、建設業界のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を進めてまいりました。顧客の建設業や設備業は、一つの街や地域インフラを創り支える事業に携わっています。
街や地域は生活する人々がつくり、その中で将来の発展を担っていくのは現在教育を受けている児童や生徒などの子どもたちです。2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)が目指す17の目標の中でも、産業と技術革新の基盤を作ることが謳われており、強靭なインフラ整備と包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに技術革新の拡大を図ることは、ビジネスで推し進めてきた建設業のICT促進、そしてこのたびの教育現場におけるIT活用支援双方に相通づるものと考えます。
スパイダープラスが長く拠点にしてきた豊島区では、GIGAスクール構想の一環として、区内の全児童・生徒を対象にタブレット端末を一人1台貸与しています。
一方で、教務側のICT活用ではノウハウがまだ十分ではなく、未知の課題も多く眠っています。これまでIT化があまり進んでいない建設業を対象とした経験をもとに、教務面のサポートを中心として、地域の学校教育現場の支援に携わっていくこととなり、今回の協定締結となりました。
主な活動内容
◆ウェブミーティングの運営支援
- ウェブミーティングに効果的な資料の作成方法、見せ方への助言
- 状況に即した資料提示の方法
- 効果的な進め方の助言
◆効率的な教材・資料の整理、管理支援
- 学級、学校、複数校など、複数現場をまたぐ資料や教材の活用
- 複数現場での効果的な情報共有
- 教材など、関係する資料や文書の整理、活用
◆実施時期
具体的な時期については協議の末に決定してまいります。
豊島区教育委員会教育長 金子智雄氏は今回の協定締結について以下のように話しています。
「誰も経験したことのない状況下で、子どもたちはもちろんですが教職員も毎日が手探りです。授業の運営から準備にいたるまでまだまだ不慣れなことが多いですが、ビジネスの場で培った知見を元にした支援のもと、児童・生徒、教職員や保護者に至るまで包括的なICT環境を整備するよう、取り組みます。」
今後の展望
デジタル環境の格差や偏りはコロナ禍で新たに浮かび上がった問題です。
教育の問題は、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsが目指す17の目標の中でも「すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進すること」と掲げられている、地域の将来に直結するもの、と言っても過言ではありません。
デジタルを活用したベストな学習環境のモデルづくりの構築に、足下で起きる地域課題を解決し、新たな貢献モデルを創出しながら、日本全国へと広めていくことができるように取り組んでいく所存です。